10月はたそがれの国。人と光は声もなく、たそがれの中を歩み去る

「あたしたちは十月の民、秋の種族よ。それはアーモンドの殻のなか、夜草の莢のなかの真実よ」(「塵より甦り」/ブラッドベリ)

10月ですね。
ちょっと前まで夏だと思っていたのに、しばらく京都を離れて旅をしている間に気がついたらもう秋。
そろそろ北風がやってきて、秋の種族が騒ぎ始める季節なので、戸締まりをしっかりして気を引き締めないといけません。
しかも今年は不吉な皆既月食の年。
貴重な天体現象ですが、占星学的には月が表す心や生命力が遮られて欠けた状態になってしまうとしてあまり歓迎されていません。

月蝕の前くらいから思いがけないアクシデントが起こったり、ほんのちょっとした不注意で失敗したり、トラブル続きです。
まさしくツキのない日々。
自分の弱さや未熟さをこれでもかと見せつけられました。
星図を見てみたら、どうも今回の蝕は自分にとって大きな意味がありそうな気配です。
ひょっとすると、これからの生き方が問われているのかも知れません。

きのう、ひさしぶりに故郷の海を見ました。
踏んだり蹴ったりですっかり落ち込んでいたので、潮風をあびながら「あの峠を越えてもうちょっと行ったら、なつかしい里なんだなあ」などと小さかった頃を思い出して涙ぐんでしまいました。
つらい修行の日々がもう少し続きそうです。

明日から小屋入り。
本番直前はなぜかいつも憂鬱な気分になるのですが、今回は今までで精神的に一番キツい公演です。
弱気に負けないよう祈りながらこれを書いています。
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by waraino-naikaku | 2014-10-14 00:00
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