私はハインリヒ・ヒムラーだ

ハインリヒ・ヒムラーというキャラクターについて考えてみる。

彼をどう形容しようか?

ガリ勉でメガネの優等生。

夢見がちな理想主義者。

オカルトマニアのロマンチスト。

エリート志向の差別主義者。

顔が東条英機に似てるとか、昭和天皇そっくりとか、いや、あれは谷垣禎一だ、などと言われるアジア人みたいな薄い顔のヒムラー。

その人物や業績の評価と薄ゥ~い地味顔はさておき、キャラクターとしては大変個性的で興味深い。

夢をなくした政治家が群棲するとき、政治の貧困が始まるというが、彼には夢があった。

“純血北方人種による千年王国”

戦後のインフレに世界恐慌、貧困と飢えと失業とに苦しめられていた当時の人々には、ナチの掲げた理想はまさしく福音だったのだろう。

その哲学や行いに関して、今更とやかく言うつもりはない。
こんなことは彼らが唯一ではないし、最初でもなければ最後でもない。
物事の善し悪しの問題ではない、単に人間は自分たちの意志や行為に対して相応の報いを受けるというだけのことだ。

ロシアのテロリストが書いている。
“盲目の私たち、互いに憎しみあう私たちは、語られざる一つの法に服する。私たちの罪を秤るのは私たちではない。私たちの犠牲を秤るのもまた私たちではない” と。

財政の立て直し、公共事業による雇用の拡大、社会保障の充実。
夢の実現に向けて、いくつかの達成もあったのだろう。
だが、願い事を叶える魔法には代償が必要だ。
その実りのために、彼らは何を支払い、世界にどんな犠牲を強いてきたのだろう?
そして、それらすべてに対する報いは如何ばかりだったろうか?

ヒムラーの理想の体現である親衛隊の活躍を描いた鬼畜トラウマ映画の傑作“炎628”を観ながら、そんなことを考え、ヒムラー像を膨らませております。

ユラ
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by waraino-naikaku | 2011-08-12 13:46
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