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燃えろダメ人間

無我夢中で五里霧中にもがいていたら、
ついに稽古も佳境です。大詰めです。
ヤッホー。
末山です。

燃えろダメ人間!
ってことで。

ダメなヤツは焼け死んでしまえばいい、的な意味ではありません。
はい。

今作・主人公サイドの「全京都プロレス」の面々は、
うだつのあがらないダメなヤツらばかりなのです。
[役者本人じゃなくて(多分)、演じる役の方ですよ。]

が。

皆、燃えております。
甘かろうが、考えや努力が足りなかろうが…
プロレスが、皆の事が、自分の道が、好きだから。
どこかで最後は信じているから。

ダメな彼・彼女らが、押し寄せる状況に、自分の弱さに、立ち向かう。
逃げたいけれど、逃げてる事も多いけれど。

瀬戸際に追い込まれた時ってのは、
自分にとって譲れないラインはどこなのか、
切り捨てられるか、
そこに直面しなきゃならない。
そんな時、最後まで譲れないものがある。
だから、ダメだけど、必死に立ち向かう。
それぞれの方法で。

そんなお芝居なんだと、私は勝手に思ってます。

皆、賢くはないけど真っ直ぐです。
馬鹿正直、っていうのかしら?
そこに熱さがあって。

そんな部分で、演じる側と役とが少しずつシンクロしてきたのか?
芝居の熱量もじわじわと上がってきました。

稽古も残り少なく、不安もあれど。
だからこそのもうひと踏ん張り。
というわけです。
ここが勝負。

…真面目くさった事を長々と書きましたが、
馬鹿馬鹿しい笑いもいっぱいあるお芝居なんですよ。
はい。
観に来てくださいね。心よりお待ち申し上げます。

末山孝如
by waraino-naikaku | 2009-02-23 23:59 | 稽古場日記
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